リフォーム見積もりの正しい比較方法【元リフォーム営業マンが解説】




しょうへい

こんにちは、元リフォーム営業マンのしょうへいです。

今回はリフォームの見積もりの正しい比較方法について解説していきます。

リフォームの見積もりを比べるのって難しいですよね。

会社によって項目の書き方も違うし、専門用語ばかりで比較しづらいのも原因だと思います。

しょうへい

リフォームの営業をしていた僕でも、他社の見積もりを見て『??』となるときもあります笑

そこで今回は、リフォーム見積もりのトラブルを減らす比較方法をお伝えしたいと思います。

  • 見積もりを取ったけどよく分からない
  • どの会社を選ぶのが正解?
  • もっと安くする方法はある?
しょうへい

上記の疑問をお持ちの方はぜひ参考にして下さい!

リフォーム見積もりの間違った比較方法

よくある比較方法の間違いで、金額の総額だけで判断してしまうという事があります。

しょうへい

これは1番やってはいけない間違いです!

たとえばお風呂の交換工事の見積もりをお願いした時に

  • A社 100万円
  • B社 90万円
  • C社 120万円

という3種類の会社の見積もりが出そろった場合

あなた

B社が1番安い!B社にしよう!

と安易に総額だけで決めてしまうと、あとで後悔する事になります。

そうならない為に、まずはリフォームの金額の内訳を理解する事が大切ですので、1つ1つ解説していきます。

リフォーム見積もりの内訳は4種類

まず、リフォームの見積もりの大まかな内訳について解説していきます。

1つ1つの項目では難しい言葉が並んでいても、リフォームの見積もりはこれから紹介する4種類の項目に必ず当てはまります。

しょうへい

この分類をする事が比較するうえで重要なので、1つずつ理解していきましょう!

商品、材料代金

まずはリフォームをする時に使う商品、材料の金額です。

例えばトイレの交換をする時には、新しいトイレがこの商品代金に入ります。

また、同時にクロス(壁紙)を張り替える時には、このクロス(壁紙)の金額も商品代としてカウントされます。

しょうへい

まずはリフォームで使う商品や材料の金額を算出していきます。

人件費

商品を取り付けたりクロス(壁紙)の張り替えをおこなってくれる職人さんに支払う金額も明確にする必要があります。

よくリフォームの見積もりでは、『○○設置施工費』『○○作業費』などと記載があります。

この職人さんに支払うお金は人件費となりますので、合計でいくらくらいの人件費になっているのかを把握することも重要です。

しょうへい

人件費に関する詳しい説明は下記記事でおこなっています。

ゴミ処分費

トイレを入れ替える場合は古いトイレを処分したり、いらなくなった家具などを捨ててもらう時に発生する料金です。

ゴミ処分費一式』という書き方や、『ゴミ処分○ m3 』という書き方が一般的です。

m3 (りっぽうメートル、りゅーべ)という単位は、縦×横×高さがそれぞれ1mのゴミの事です。

しょうへい

ゴミ処分費はどこのリフォーム会社も産廃業者にお願いするので、そこまで金額の違いはないはずです。
こちらも詳しくは別記事にて解説しています。

諸経費

最後に、リフォームの見積もりでは諸経費という項目が存在します。

これまでに出た商品代、人件費、ゴミ代の合計に○%を掛け合わせて算出する事が多いです。

この諸経費の中には家の中を汚さない為の養生代やガソリン代などが含まれます。

しょうへい

会社によって一律○%と決められている事が多いです。こちらも詳しくは下記記事にて解説しています。

金額の内訳まとめ

ここまでの解説で、リフォーム代金には4種類の項目がある事が分りました。

リフォームの見積もりを正しく比べる為には、全体の金額をこの4種類に分類する事からスタートします。

もしも見積書を見て、『この項目はどれに分類するんだろう?』というものがあれば見積もりをくれた担当者などに聞いてみれば答えてくれるはずです。

しょうへい

コメント欄に質問いただければ、可能な限りお答えします。

そして上述した4種類のうち、人件費やゴミ処分費、諸経費に関しては会社によってルール化されている事が多く、比較をした所でどうにもならない事がほとんどです。

ですので、リフォームの見積もりを比較するのは、商品代金を比べる事が最重要となります。

見積もりを比べる正しい考え方

リフォーム会社の見積もりを4種類に分けたら実際に比べていきます。

最初に浴室交換の例を出したので、そのまま金額の内訳を仮として出してみます。

合計商品代人件費ゴミ代諸経費
A社100万50万40万5万5万
B社90万35万45万7万3万
C社120万45万55万10万10万

仮に分類した結果が上記のようになったとします。

見てほしいのは商品代の部分です。

しょうへい

上の表の商品代は、A社が1番高くB社が最も安い金額になっていますが、これには下記の3パターンが考えられます。

①A社の商品は高級なオプションが付いている
②B社の商品は希望したオプションが付いていない
③同じ商品だが、B社の方が値引きしてくれている

①のパターン

仮に①の、A社に余計なオプションが付いていた場合はB社よりも安くなる可能性があります。

しょうへい

A社に必要のないオプションを外して欲しいと伝えるだけです。

そして必要のないオプションを外した結果、商品代がB社と同じ35万円になった場合は

合計商品代人件費ゴミ代諸経費
A社85万35万40万5万5万
B社90万35万45万7万3万
C社120万45万55万10万10万

上記表のように商品代による金額差が無くなるのでA社の方がB社よりも安くなる事があります。

②のパターン

続いて②のB社には希望したオプションが付いていないパターンです。

これが最も危険なケースで、安さだけでB社に決めてしまった場合は工事後に後悔する事になります。

まずはB社にどのような商品を付けるのかを確認して、それが本当に自分の希望する内容の商品なのかを確かめる事が重要です。

しょうへい

オプションが足りない事が発覚した場合は、それを追加した見積もりに作り直してもらう必要があります。

その結果、それでも他社より安ければB社にお願いして問題ないですが、他社より高くなってしまったらB社にお願いする意味はなくなります。

③のパターン

最後に③の同じ商品だがB社の方が値引きしてくれているパターンです。

リフォームで使う商品(トイレや浴室)はリフォーム会社によって仕入れ金額が違います。

その為、リフォーム会社によって値引きできる金額が違うので上記のような金額差が生まれる場合があります。

しょうへい

この場合は単純にB社の方が安く工事ができるので、商品に問題がないかを確認したあとでB社にお願いしましょう。

まとめ

リフォームの見積もり内容は4つに分類でき、商品代で比べるとトラブルのないリフォームが出来る事が分りました。

より詳しく人件費やゴミ処分費、諸経費について知りたい方は下記記事も参考にして下さい。

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