タンクレストイレの仕組みと4つのデメリット!リフォーム営業マンが解説!




あなた

タンクレストイレって普通のトイレと何が違うの?

タンクレストイレのデメリットはあるのかな?

普通のトイレとは大きく見た目の違うタンクレストイレですが、仕組みやデメリットについては交換前に知っておきたいですよね。

しょうへい

リフォーム営業マンのしょうへいです。

これまでトイレのリフォームをおこなってきた経験から、タンクレストイレの仕組みとデメリットについて解説していきます。

この記事を読めばタンクレストイレの仕組みや付けるべきではない人についても知る事ができますので、ぜひ参考にして下さい!

タンクレストイレの仕組み

通常のトイレとタンクレストイレの仕組みの違いは、水を貯めておくタンクがあるかどうかです。

通常のトイレで水を流す場合は、タンクの水が便器に流れると同時に給水管からタンクへ水が補充されます。

つまりタンクの中には常に洗浄用の水が貯めてある状態です。

一方でタンクレストイレの場合は水を貯めておくタンクがないので、給水管からの水を直接便器内に流して洗浄をおこないます。

そのため、タンクレストイレの流す力は住宅の給水管の影響を受けてしまい、水圧の低い住宅では取り付けが出来ない可能性があります。

タンクレストイレに必要な水圧は?

タンクレストイレを設置するのに必要な水圧は、トイレのメーカーや機種により異なります。

しょうへい

最近のタンクレストイレは低水圧でも取り付けられるように『低水圧対応』の機種も増えてきています。

TOTO ネオレスト0.05Mpa
リクシル サティス0.05Mpa/0.07Mpa
パナソニック アラウーノ0.05Mpa/0.07Mpa
※数値が低いほど低水圧でも大丈夫です

ほとんどの機種で0.05Mpaが最低水圧なので、水圧を測ってみて0.05Mpa以下ならタンクレストイレの設置は難しいです。

しょうへい

厳密には設置出来ないわけではありませんが、汚物が1回で流れないなどのトラブルが起こりやすくなります。

水圧の測り方

水圧が低い可能性のある住宅は、築年数が古い家やマンションの高層階です。

しょうへい

最近建てた住宅なら問題なく設置できます!

自宅の水圧を測るにはホームセンターなどで水圧計を購入する必要がありますが、リフォーム会社に現場調査に来てもらう際にお願いする事も可能です。

※自宅に来てもらう前に、水圧を測って欲しい旨を伝えておきましょう。

タンクレストイレのデメリット

タンクレストイレは水圧が弱い住宅に付けられない事が分かりましたが、ぞれ以外にもデメリットがあります。

しょうへい

しかし現在のタンクレストイレでは改善されている部分もありますので、併せて解説していきます!

手洗いが無い

タンク付きのトイレはタンクが手洗いの役割も兼ねていましたが、タンクレストイレでは手洗いはありません。

トイレ室内に手洗いが必要な場合は、別で手洗いを設置する必要があります。

しょうへい

安いものでも工事費込みで5万円位は掛かります。

洗面所などが近くにあればトイレ室内に手洗いが無くても困りませんが、来客時の事も考えなくてはなりません。

手洗いを付ける場合はスペースも考慮に入れて、室内が狭くならないように注意しましょう。

災害時に不便

タンクレストイレは災害時に弱いとされています。

まず停電になった場合は通常のレバー付きのトイレなら流すことができますが、タンクレストイレでは通常の操作で流すことができなくなります。

しかし、停電時用の流し方や乾電池をセットする事で普段通り使う事もできるので、停電に関しては不便になる程度です。

次に断水が起きた場合ですが、普通のトイレならタンク内に水が溜まっているので1~2回は流せ、タンクから水を汲みだして他の用途で使う事もできます。

しかしタンクレストイレの場合は断水後に即使えなくなってしまいます。

バケツなどで水を運んでくれば流すことはできますが、断水はエリア一体で起こるので現実的には難しいです。

しょうへい

備蓄用の水があれば流すことはできます!

便座だけの交換ができない事も

組み合わせ型トイレの場合は、便座が壊れた時には便座だけを取り外して交換ができます。

しかしタンクレストイレの場合は便座と便器が一体となっており、便座が壊れたら便器ごと交換が必要なものがあります。※一部機種では便座のみの交換も可能です。

しょうへい

故障時のコストが高くなるので、その辺も考えておきましょう。

※トイレの選び方については下記記事を参考にして下さい。

タンクレストイレのメリット

節水効果が高い

タンクレストイレは洗浄に使う水の量が非常に少ないです。

しょうへい

10年前のタンク付トイレと比較すると、洗浄で使う水の量は半分以下になってますよ!

使用する水の量が少なくなれば水道代の節約にもなりますので、ランニングコストの削減になります。

サイズがコンパクト

タンクレストイレは本体のサイズが小さいので、トイレ室内を広く使う事ができます。

特に奥行きサイズは従来のものより大幅に小さくなるので、トイレ室内が窮屈に感じているという人にはぴったりです。

トイレの奥行き最小はどれ? 有名メーカーで比較しました!

掃除がしやすい

タンクレストイレはフチなし便器が多く、掃除が楽になるような機能も豊富にあります。

しょうへい

有名なのはパナソニックのアラウーノで、洗浄時に泡が出て洗ってくれるので清潔に保つ事ができますよ。

本体が小さい事で吹かなければならない面積も小さく、掃除の手間も減ります。

おすすめのタンクレストイレ

タンクレストイレの中で最も人気があるのは、TOTOのネオレストシリーズです。

節水効果は全トイレでナンバーワンを誇り、機能性によって3種のグレードから選べます!

しょうへい

トイレといえばTOTOと呼ばれるくらい有名なメーカーですね!

ネオレストの評判や機能を元リフォーム営業マンが徹底解説!

ただしネオレストは金額が高めなので、コスパを重視するならパナソニックのアラウーノがオススメです!

泡洗浄という画期的な機能を生み出したアラウーノシリーズですが、タンクレストイレの中でも安めの料金設定なので手が出しやすいです!

アラウーノの評判を元営業マンが暴露!機種ごとの違いも総まとめ!

しょうへい

ほとんどの人が上記2種類のどちらかを選びます!

トイレのリフォームをするなら

リフォームの見積もりは複数の会社で比較する事が重要です!

しょうへい

同じトイレで見積もりを取ったとしても、仕入れ値が違うのでリフォーム会社によって金額は大幅に変わりますよ!

複数のリフォーム会社から見積もりを取るなら、一括見積もりサイトを利用するのがオススメです!

無料で3~5社の見積もりが比較でき、リフォーム会社へのお断り代行までしてくれます。

しょうへい

ただしサイト選びを間違えると手数料が高く、割高なリフォームになってしまうので注意が必要です!

手数料の安い一括見積もりサイトをまとめたので、ぜひ参考にして下さい!

手数料に注意!リフォームの一括見積もりサイト11社を徹底比較!

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