今回はトイレの床給水と壁給水の違いついて解説します。
目次
床給水と壁給水って?
トイレは洗浄時に水を流すので、トイレ本体と給水管(水を運んでくれる管)を接続する必要があります。
その給水管をトイレ室内の床から出すか、壁から出すかの違いが床給水と壁給水です。
トイレに限らず、キッチンや洗面台にも床給水と壁給水があります。
床給水と壁給水の見分け方
見分け方はとても簡単で、現在のトイレから伸びているパイプやホースが、床から出ているか壁から出ているかを確認してみましょう。
上記写真のように、トイレからのパイプやホースがどこから出ているかに注目しましょう。
床給水と壁給水はどちらが良いの?
どちらの方が良い悪いという事はありません。
給水管をトイレまで通す時に、どちらの方が効率が良いかで決められる事が多いです。
※例えば戸建ての1階のトイレならば、床下から直接給水管を立ち上げる方が簡単です。
逆にマンションの2階以上の場合は、床面がコンクリートで穴を開けられないので壁から給水管を通すほうが簡単です。
このように、その家の構造によって床か壁かは決まります。
注文住宅なら決められる?
建て売りやマンションならばその家の工法に従うしかありませんが、1から決めていく注文住宅ならば給水方向を決める事ができます。
ただし、本来は床からの立ち上げが望ましい構造を、無理やり壁給水にする事によって耐震性が損なわれたりするケースがあります。
施工業者の意見も参考にしてみましょう。
給水の位置は変えられる?
床給水から壁給水に変更したいなどの場合は、建物の構造によって可否が分かれます。
戸建てなら大丈夫な事が多く、マンションだと難しいです。
ただし、給水位置の変更は床と壁を両方壊す事になるので、復元する費用なども掛かります。
給水位置の変更をする人はまずいません。
トイレの給水位置はどうやって決める?
メーカーやトイレの種類によって、取付図面に大体この辺に給水管を出して下さいねというのが明記されています。
トイレの場合は機種によってそこまで差がないので、給水管の位置は変更せずにホースなどで繋ぎ直せば十分です。
しかしキッチンやお風呂の場合は大きな位置変更が出たりするので、壁や床の一部を壊して給水管の位置を変更する事があります。
ホースである程度の長さ調節はできるので、そこまでピンポイントに給水管を出す必要はないです。
トイレのリフォームをするなら
トイレを自分で交換する場合は、現在の給水位置が取り付けるトイレに合っているかどうかも確認するようにして下さい。
とはいえ特殊なトイレで無い限りは、ほぼ問題ないと思います。
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こんにちは、元リフォーム営業マンのしょうへいです。