水周りの中でも高額になりがちな浴室ですが、リフォーム会社の見積もりで商品をどれくらい値引きしてもらえるのか気になりますよね。
リフォーム営業マンのしょうへいです。
今回はメーカーや商品ごとのユニットバスの値引き率について解説していきます!
この記事を読めばリフォーム会社がユニットバスを仕入れる際の値引き率や、お客様に販売する時の値引き率の相場について知ることができるのでぜひ参考にして下さい!
結論から言うと、リフォーム会社がユニットバスを仕入れる時の値引き率とお客様へ販売する時の値引き率を商品ごとにまとめたのが下記表です。
メーカー | 商品名 | 仕入れ | 販売 |
---|---|---|---|
TOTO | サザナ | 66%OFF | 51%OFF |
マンションリモデル | 65%OFF | 50%OFF | |
シンラ | 55%OFF | 35%OFF | |
リクシル | アライズ | 65%OFF | 50%OFF |
リノビオV | 64%OFF | 50%OFF | |
スパージュ | 52%OFF | 31%OFF | |
タカラ | レラージュ | 35%OFF | 7%OFF |
伸びの美浴室 | 31%OFF | 定価 | |
トクラス | ユーノ | 57%OFF | 38%OFF |
ヴィタール | 65%OFF | 50%OFF | |
パナソニック | オフローラ | 65%OFF | 50%OFF |
たとえば最上段のサザナという商品を定価100万円で購入する場合、リフォーム会社は34万円(64%OFF)で仕入れて49万円(51%OFF)で販売する事が多いという事です。
この値引き率はリフォーム会社によって異なりますが、10%以上違うということはまずあり得ません!
自分がリフォームしたい商品の値引き率が良い会社を探すのがリフォーム費用を安く抑えるコツですが、リフォーム工事では商品の値引き率以外にも工事費や諸経費も金額を決める上で重要な要素です。
商品の値引き率だけでリフォーム会社を決めるのではなく、必ず複数のリフォーム会社から見積もりを取って合計金額を比較するようにしましょう。
詳しい値引き率の仕組みについては記事内で解説していきます。
複数のリフォーム会社で見積もりを比べる場合は一括見積りサイトを利用するのがオススメなのでぜひ下記記事も参考にして下さい。
目次
ユニットバスの定価金額の仕組み
ユニットバスのカタログを見ると、商品ごとに定価金額という記載があります。
よくある勘違いとして、この定価金額に工事費用を加えたものが全体のリフォーム金額だと思っている人も多いようですが、定価金額というのは商品代金+工事費用の目安です。
つまりユニットバス本体の金額は、定価金額よりも大幅に安くなります。
ユニットバス本体の金額がどれくらい安くなるかはメーカーや商品の種類によって様々ですが、大体のユニットバスが定価の30~50%OFFになると思っておきましょう!
値引き率と利益
リフォーム会社からの見積もりでユニットバス本体が30%~50%値引きされているとビックリされる人もいますが、当然リフォーム会社はこれよりも安く仕入れています。
たとえばTOTOのサザナというユニットバスを例に出してみましょう。
サザナはリフォーム会社が仕入れる際には定価金額の66%OFFくらいが相場です。
つまり定価金額が100万円のサザナなら、リフォーム会社は34万円くらいで仕入れているという事になります。
メーカー | 商品 | 仕入れ |
---|---|---|
TOTO | サザナ | 66%OFF |
そしてお客様に販売する時は、リフォーム会社の利益を乗せた金額で販売されます。
どれくらい利益を乗せるのかはリフォーム会社によって様々ですが、一般的なリフォーム会社は利益率を30%に設定しています。
細かい計算は省きますが、仮に34万円で仕入れたサザナに30%の利益を乗せて販売するには、リフォーム会社は49万円でお客様に販売する必要があります。
つまりリフォーム会社の見積もりでは、定価100万円のサザナは51%OFFの49万円でお客様に販売される事が多いという事です。
メーカー | 商品 | 仕入れ | 販売 |
---|---|---|---|
TOTO | サザナ | 66%OFF | 51%OFF |
後述しますが値引き率はリフォーム会社によって多少の違いがあります。
利益率について覚える必要はありませんが、下記の方法で計算する事ができます。
【利益額÷販売金額×100】
※定価100万円のサザナを34万円で仕入れて49万円で売る場合
利益額(15万円)÷販売金額(49万円)×100=30,6%
ユニットバスの値引き率の目安
ユニットバスの値引き率はメーカーや商品によって大きく異なります。
基本的にはどんなメーカーでも高級グレードの商品になればなるほど値引き率は悪くなっていきます。
商品ごとにリフォーム会社が仕入れる際の値引き率と、お客様に販売する時の値引き率をまとめたのが下記表です。
メーカー | 商品名 | 仕入れ割引率 | 販売割引率 |
---|---|---|---|
TOTO | サザナ | 66%OFF | 51%OFF |
マンションリモデル | 65%OFF | 50%OFF | |
シンラ | 55%OFF | 35%OFF | |
リクシル | アライズ | 65%OFF | 50%OFF |
リノビオV | 64%OFF | 50%OFF | |
スパージュ | 52%OFF | 31%OFF | |
タカラ | レラージュ | 35%OFF | 7%OFF |
伸びの美浴室 | 31%OFF | 定価 | |
トクラス | ユーノ | 57%OFF | 38%OFF |
ヴィタール | 65%OFF | 50%OFF | |
パナソニック | オフローラ | 65%OFF | 50%OFF |
リフォーム会社によって値引き率にも差があるので、あくまでも目安だと思って下さい。
ただし10%以上違うという事はあまり無いと思います。
メーカーの中でもタカラは少し特殊で、定価金額が安い代わりに値引き率も悪くなっています。タカラのユニットバスは値引きされずに定価販売のケースもあるので注意して下さい。
値引き率はリフォーム会社によって違う
ユニットバスの値引き率はメーカーや商品によって違うと言いましたが、リフォーム会社によっても多少の違いがあります。
たとえば仕入先である商社(問屋)からすると、同じユニットバスでも“年間10売ってくれる会社”と“年間100台売ってくれる会社”があれば、当然後者を優遇したくなりますよね?
このように、年間の取り扱い台数が多かったり昔から継続して取引のある会社などは多少値引き率が優遇されている事があります。
とはいえ10%以上違うということはありません。せいぜい5~6%の違いです。
ただし中小のリフォーム会社も販売するユニットバスのメーカーを絞る(TOTOを多めに売る)などして、特定のメーカーを特別安く仕入れられるようにしている会社もあります。
つまりリフォーム商品の値引き率は、実際に見積もりを取ってみないと正確には分からないという事がいえます。
工事費用の罠
リフォームを安くするには値引き率の良いリフォーム会社を探す事が重要ですが、値引き率を良くする代わりに工事費や諸経費を割高にする業者も存在します。
たとえば値引き率が50%OFFのA社と、55%OFFのB社があれば当然B社の方が安くリフォームできそうですよね。
しかし実際に見積もりを取ってみるとB社の方が工事費が高く、トータル金額ではA社の方が安いという事もあり得ます。
A社 | B社 | |
---|---|---|
50%OFF | 定価100万円 | 55%OFF |
500,000円 | 商品代 | 450,000円 |
350,000円 | 工事費 | 390,000円 |
50,000円 | 諸経費 | 80,000円 |
900,000円 | 合計 | 920,000円 |
つまりリフォーム工事は商品の値引き率だけではなく、工事費までを含めたトータルの金額で比較する必要があります!
リフォーム会社を比較するなら
リフォームの見積もりは複数の会社で比較する事が重要です!
同じユニットバスで見積もりを取っても、値引き率や工事費の違いでトータル費用が驚くほど違う事もありますよ!
リフォームの見積もりを比べるなら、一括見積りサイトを利用するのがオススメです。
無料で3~5社の見積もりを比較でき、良い業者が見つからなければお断りの代行もしてくれるので気軽に申し込む事ができます。
ただし手数料の高いサイトを選んでしまうと割高なリフォームになってしまう恐れがあります。
下記でリフォーム営業マンがオススメする手数料の安い一括見積りサイトをまとめたので、ぜひ参考にして下さい。
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ユニットバスってどれくらい値引きしてもらえるんだろう?
商品ごとの値引き率が知りたい!