キッチンを交換する際の工事費用ですが、相場やどんな工事をするのかは事前に知っておきたいですよね。
リフォーム営業マンのしょうへいです。
これまでの経験から、キッチンリフォームに掛かる工事費用の相場や内訳について解説していきます!
この記事を読めば、システムキッチンの工事費について詳しく知ることができるのでぜひ参考にして下さい。
結論から言うと、システムキッチンの工事内訳や原価、お客様への見積もり価格をまとめたものが下記表です。
【キッチンの幅1950 ガスコンロからガスコンロへの交換を想定】
工事内容 | 工事職種 | 原価 | 見積もり価格 |
---|---|---|---|
キッチン解体工事 | 解体屋 | 20.000円 | 30.000円 |
ゴミ処分費 | 産廃業者 | 20.000円 | 30.000円 |
配管切り回し | 設備屋 | 25.000円 | 35.000円 |
ガス管切り回し | ガス会社 | 10.000円 | 15.000円 |
下地補修 | 大工 | 25.000円 | 35.000円 |
ダクト交換 | 電気・設備 | 10.000円 | 15.000円 |
キッチン組み立て | 組み立て業者 | 75.000円 | 110.000円 |
ガス管繋ぎ | ガス会社 | 10.000円 | 15.000円 |
配管繋ぎ | 設備屋 | 25.000円 | 35.000円 |
クロス張り替え | 内装屋 | 25.000円 | 35.000円 |
合計 | 245.000円 | 355.000円 |
上記はあくまでも目安です!
工事を自社でやっているかどうかや、食洗機・IHコンロを付けるかどうかで工事費は大きく変動しますよ!
全く同じキッチンを取り付けるとしても、リフォーム会社によって工事費用は違います。
少しでもお得にリフォームをしたいなら、複数のリフォーム会社で見積もりを取り商品代や工事費を比較する事が重要です!
複数のリフォーム会社で見積もりを取るなら一括見積もりサイトを利用するのが便利です!ぜひ下記記事も参考にして下さい!
キッチンの工事費の内訳について、詳しくは記事内で解説していきます!
目次
キッチンの工事費用の種類
システムキッチンの工事費の内訳は、リフォーム会社によって見積もりの書き方が異なります。
複数のリフォーム会社で見積もりを取っても、書き方が違うので単純に費用を比べるのが難しいという問題があります。
しかし、基本的には以下のような構成になっているリフォーム会社が多いです。
・既存キッチン解体
・既存キッチンゴミ処分費
・配管切り回し
・ガス管切り回し
・下地補修
・レンジフードダクト交換
・キッチン組み立て
・ガス管繋ぎ
・配管繋ぎ
・クロス張り替え
見積書の書き方は違えど、一般的なキッチンリフォームは上記の内容をおこないます。
ちなみに上記はガスコンロからガスコンロへの交換を想定している見積もりです。
それぞれの項目がどんな内容の工事で、どんな職人さんが必要なのかを解説していきます。
システムキッチンの工事内訳と費用
既存キッチン解体費用
現在付いている古いキッチンを壊していく作業です。
基本的には解体業者がおこないますが、簡単な解体であれば他の職人さんが行うこともあります。
- 時間
- 職種
- 原価
- 見積もり金額
- 4~6時間
- 解体業者
- 20.000円~30.000円
- 30.000円~40.000円
既存キッチンゴミ処分費
解体したキッチンを、産業廃棄物として置き場まで運搬します。
リフォームで出たゴミはその辺のゴミ置き場に捨ててはダメですよ!
ゴミの処分に掛かる料金や、運搬に掛かる費用も見積もりに加えられています。
- 時間
- 職種
- 原価
- 見積もり金額
- ※
- 産廃業者
- 20.000円~40.000円
- 30.000円~60.000円
配管切り回し
キッチンから水やお湯を出すには、給水・給湯管とキッチンを繋げなければなりません。
しかし給水・給湯管とキッチンを繋げる位置はキッチンの種類によって異なるため、古い給水・給湯管を新しく取り付けるキッチンの位置まで移動してあげる必要があります・
- 時間
- 職種
- 原価
- 見積もり金額
- 2~3時間
- 設備屋(水道屋)
- 20.000円~30.000円
- 30.000円~40.000円
ガス管切り回し
現在付いているキッチンがガスコンロの場合は、ガス管の切り離しをおこないます。
新しく付けるキッチンがガスコンロなら特別な処理は必要ないですが、IHコンロに変更する場合はガス管を短く切ったり壁の中に埋め込む必要があります。
- 時間
- 職種
- 原価
- 見積もり金額
- 1~2時間
- ガス会社
- 10.000円~20.000円
- 20.000円~30.000円
下地補修
ここまでの解体や配管工事でキッチンを取り付ける壁に穴を開けたりしているので、その穴を板で塞ぎます。
また、吊戸棚の裏側に補強を入れたりキッチンと壁の隙間を小さくするために壁の厚みの調節などもおこないます。
- 時間
- 職種
- 原価
- 見積もり金額
- 4~6時間
- 大工
- 25.000円~35.000円
- 35.000円~50.000円
レンジフードダクト交換
レンジフードから外に煙を逃がすためのダクトを新品に交換します。解体してみてあまり劣化していない場合は、そのまま使う事もあります。
- 時間
- 職種
- 原価
- 見積もり金額
- 1~2時間
- 電気屋・設備屋
- 10.000円~20.000円
- 15.000円~25.000円
キッチン組み立て
新しく取り付けるキッチンを組み立てて設置する作業です。キッチンの組み立ては基本的にメーカーの下請けとなる施工業者に依頼します。
キッチンの大きさや形状、オプション品の有無によって金額にかなりバラつきがあります。
- 時間
- 職種
- 原価
- 見積もり金額
- 6~8時間
- 組み立て業者
- 60.000円-150.000円
- 80.000円-200.000円
ガス管繋ぎ
キッチンの組み立て途中で新しいガスコンロとガス管を繋ぎます。
もしIHコンロの場合はガス管の繋ぎは必要無く、その変わりに専用のコンセントを取り付けて接続する必要があります。
- 時間
- 職種
- 原価
- 見積もり金額
- 1~2時間
- ガス会社
- 10.000円~20.000円
- 15.000円~25.000円
給水・給湯・排水管繋ぎ
キッチンの組み立て中に給水管・給湯管・排水管を新しいキッチンと接続します。
- 時間
- 職種
- 原価
- 見積もり金額
- 1~2時間
- 設備屋(水道屋)
- 20.000円~30.000円
- 30.000円~40.000円
クロス張り替え
キッチンの取り付け完成後は、周辺のクロスの張り替えをおこなう事が一般的です。
しかし少しでも費用を削減したい人は、クロスの張り替えを行わない事もあります。
- 時間
- 職種
- 原価
- 見積もり金額
- 4~8時間
- 内装屋
- 25.000円~35.000円
- 35.000円~45.000円
キッチン工事の内訳と費用まとめ
ここまでが一般的なシステムキッチンの工事で必要な作業です。
これらの作業をだいたい4日~6日かけて進めていきます。
ここまでに紹介した工事の原価と見積もり金額で考えると、一般的なシステムキッチンの工事費というのはざっくり25万円くらいの原価の工事を35万円位でお客様に販売しているという事になります!
なぜ一式見積もりはダメなのか?
リフォームの見積もりでは、工事費用をまとめて『一式』と表記するリフォーム会社もあります。
キッチン本体価格 | 500.000円 |
キッチン工事費用一式 | 350.000円 |
合計 | 850.000円 |
最終的な金額が変わらなければ損得は無さそうですが、この一式の見積もりを出すリフォーム会社に頼むべきではありません。
なぜ一式見積もりがダメなのかというと、工事の内訳が記載されていないと当初おこなう予定だった工事と実際におこなった工事が分からなくなってしまうからです。
たとえばキッチン解体後にレンジフードのダクトを交換してくれなかった場合、見積もりの内訳に交換費用が記載されていれば、交換を要求or交換費用の値引きを要求できます。
しかし一式見積もりの場合は内訳が無いため、『そもそもダクトの交換はしないつもりだった。交換するなら別途費用が掛かる。』と言われてしまいます。
このように一式見積もりは業者側が非常に有利になってしまいます。
見積もりを一式で記載しているリフォーム会社には工事を頼まないか、見積もりの内訳を記載してもらうようにしましょう!
キッチンの工事費用は会社によって違う?
ここまでに解説したキッチンの工事費用ですが、リフォーム会社によって工事費用は大きく変わります。
理由の一つは利益率の違いです。
リフォーム会社によって目標とする利益の割合が違います。
一般的なリフォーム会社は工事費用の30%前後を利益にしていますが、金額を安くしてたくさん契約を取りたい会社は利益を20%に下げている所もあります。
こうなると当然、利益を20%にしている会社の方が工事費が安くなります。
また、どれだけの工事を自社内でおこなっているかも重要です!
キッチンリフォームで必要な職種は以下です。
・解体屋
・設備屋(水道屋)
・電気屋
・ガス屋
・組み立て屋
・大工
・内装屋
上記の工事を全て下請けに任せている会社は工事費が高い傾向にあり、逆に全て自社施工できる会社なら工事費用が安くなる傾向にあります。
リフォーム会社によっては、一部の工事だけを自社でおこなう会社もあります。
しかし自社施工だからといって必ず安くなるとも限らず、原価が安くなったぶんはそのまま会社の利益にしている会社もあります。
つまり“自社施工だから良い”“下請けに任せているから悪い”という訳ではなく、実際に複数のリフォーム会社で見積もりをとって金額を比べてみる事が重要です!
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ただし一括見積もりサイトによっては手数料が高く、割高な見積もりになってしまう可能性があるので注意が必要です。
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