こんにちは、元リフォーム営業マンの翔平です。
今回はリフォームの営業として働いていた僕が、リフォームの営業という仕事の恐ろしさについて語ります笑
リフォームの営業に関するよくある質問や、これからリフォームの営業をやろうかと思っている人に向けて、どんなリフォーム会社を選ぶべきかについても解説しました。
ぜひ参考にしてみてください!
目次
リフォームの営業はきつい!質問まとめ
給料は?
リフォームの営業の平均年収は411万円だそうです。
世間一般よりは少し高く、営業職としては少し低いというような感じですね。
そもそもリフォームという仕事は、大手のハウスメーカーやオシャレなデザインリフォームを手掛けているような会社じゃないと、あまり儲かりません。
営業というと歩合給で稼げる!というイメージがあるかもしれませんが、それは不動産や保険のトップセールスの話です。
もしも営業になって稼ぎたい!という気持ちの人は、リフォームではなく他業界に行くのをオススメします。
休みはどれくらい?
会社によってかなり差があります。
しかし世間一般の土日はお客様が在宅している=営業チャンスなので、土日休みは少ないでしょう。
友人や家族と休みを合わせたいのであれば難しいですが、平日休みはどこに出かけても空いているというメリットもあります。
僕はむしろ平日休みの方が混雑せずに済むので気に入っています。
休日出勤はある?
当たり前のようにあります。
お客様からの急な問い合わせ、現場のトラブル対応など、これまでの仕事の中で1番休日出勤が多いです!
その代わりに代休が取れれば良いですが、忙しい時期は代休も取れない事もあるので休日の日数は少なくなりがちです。
残業はある?
ほぼ毎日残業です。
リフォームの現場は9時~17時まで動いているので、それに合わせてお客様宅に伺ったり、現場終わりで帰社してから見積書作成など、拘束時間はかなり長くなります。
ただし営業なので、ある程度成績が良ければサボれますし、営業に行くと言いつつ私用を済ませたりもできます。
拘束時間が長い分、その辺を上手くコントロールできる人ならば問題ないと思います。
ノルマはある?
目標という名のノルマがあります。
いまどきノルマという言葉を使っている会社は少ないですが、営業という仕事である以上は目標が存在します。
月末に目標に届いていなければもちろん詰められます。
どの程度まで詰められるかは会社によりますが、ひどい所は相当なものです・・・
ただし営業の詰めなんて
『来月取り返します!!!』
『頑張ります!!!』
『シャス!・・シャシャス!』
とか言っておけば大丈夫です!
そういうのを気にしすぎてしまう人はキツく感じるかもしれません。
どれくらいで1人前?
リフォームの営業として1人前になるには、かなりの時間が掛かります。
はじめはトイレなどの簡単な営業からはじめますが、フルリフォームなどの高単価の営業は1人でできるようになるまで1年以上は掛かります。
また、リフォームは予期しないトラブルが多く起こります。
10年以上のベテランでも、現場でトラブルに巻き込まれるのがリフォームの特徴です。
1人前になったら楽だよね?
甘いです。リフォームの商材(キッチンやお風呂)は毎年新商品が出ます。
どんどん高機能なものが出ますので、勉強しておかないとあっという間に取り残されます。
この新商品の勉強が楽しいか辛いかで、モチベーションが大分変わると思います。
ちなみに僕は新しいキッチンとか見るの大好きだったので、勉強楽しい派でした。
リフォーム営業の良いところ
いつでも転職できる
リフォームの営業は1人前になるまでにかなりの時間が掛かります。
逆にある程度のレベルになってしまえば、どんなリフォーム会社でも即戦力として活躍できます。
会社側は未経験の人を雇って育てるよりも、経験者を入れた方がコストも掛からないので楽です。
1年以上リフォームの営業をしていると、普通に引き抜きの電話も掛ってきますよ。
レベルの高いリフォーム営業マンというと少ないので、そこまで頑張れればどこに行っても困らないです。
お客様に直接感謝される
営業はお客様との距離が近いので、直接感謝の言葉を言ってもらえます。
そういう時は頑張って良かったなと思える瞬間です!これは工場勤務や下請けの職人などでは味わえないものです。
リフォームに感動して泣きだすお客さんもいます
リフォームは初回の打ち合わせから完成まで時間が掛かるので、自然と人間関係も出来上がります。
工事完成後もメンテナンスで伺えるのであれば、営業として一生のお客様になってくれる事もあります。
どんな会社がオススメ?
リフォームの営業は、会社によって仕事内容が大きく違います。
必ずチェックしておきたいのは集客内容と、『営業が現場のどこまでをやるか?』の2点です。
ここを間違えると、思ったようなスキルが身に付かない会社に入ってしまうので、詳しく解説していきます。
集客内容
営業はお客様から契約をいただくのが主な仕事ですが、そのお客様との接点をどのようにして持つかで、営業としての難易度が大きく変わります。
完全自社集客
最も簡単に契約が取れるのが自社集客です。
有名な大手リフォーム会社がこれにあたりますが、その会社を信頼して依頼する事が多いので相見積もりにならない事もあります。
小さなリフォーム会社でも、紹介の多い会社や顧客管理部門などにまわれば実質自社集客になりますので、そういう会社ならば比較的ラクになります。
ホームセンターなどの下請
どこかの下請けとして入っている場合も営業としては楽な部類に入ります。
元々の大きなホームセンターや量販店の名前を借りての営業になるので、信頼がある状態から営業をスタートできます。
また、年配のお客様が多くなるので細かい事も言われません。
ただし、ホームセンターや量販店の下請けになるという事なので莫大な手数料を支払わなくてはなりません。
その分、歩合があまり入らない可能性もあります。
見積もりサイトからの集客
ネット上の一括見積もりサイトに登録して集客をしている会社も多いです。
この場合はほぼ100%相見積もりになるので、営業スキルなどを駆使して契約を取っていく事になります。
営業としてのスキルが身につきやすい反面、営業成績が振るわなけければ自主的に辞めていく人も多いです。
訪問販売
営業の中でもっともキツいです。
ここまでに紹介した集客方法はリフォームをしたいと思っているお宅へ伺いますが、飛び込みの場合は全く関係ありません。
時には怒鳴られ、時には罵倒されながらやっと契約になります。
もっともキツい反面、広告費などをあまり使わないので高歩合制の所が多く、少しでも稼ぎたいという人には向いています。
※求人でよく反響営業とありますが、1度お客様宅にポスティングをして後日訪問するのも反響営業(実質訪問販売)になりますので、その辺は面接などで確認しておきましょう。
営業が現場のどこまでやるか?
続いて、働くリフォーム会社を選ぶ場合に営業が現場のどこまでをやるかの非常に重要なポイントです。
営業がどこまでやるかで忙しさや身に付くスキルが違います。
ここもリフォーム会社によってかなり違うポイントなので、気をつけて下さい。
とにかく営業だけをやる
このタイプでは営業は営業だけをやり、工事の管理は一切しなくて良い会社です。
自社施工の場合は現場管理の人間にバトンタッチし、外注ならば下請け会社に丸投げします。
現場管理をしないので忙しさはそこまでないですが、現場の知識が身に付かないのでスキルアップは目指しにくいです。
商品や職人の発注もやる
営業として契約後、工事に必要な商品や職人の手配も営業がおこなうパターンです。
工事に必要な材料のピックアップも慣れるまではかなり難しいので、時間が掛かります。
ここまでの仕事を完璧にこなせれば、どんなリフォーム会社に行っても困りません
現場監督もやる
契約から工事の完了までの全てを1人でやり切るパターンです。
営業というよりは個人事業主としてやっている感覚に近くなりますが、現場に職人の様子を見に行ったり、時には雑作業もこなすので非常に忙しいです。
これを1人前にできるようになれば、リフォーム会社への転職はおろか、普通に独立できます。
どの組み合わせが良いか?
とにかく楽をしたいなら完全自社集客×営業だけをやるパターンです。
スキルアップしたいならサイト集客×商品・職人の発注パターンです。
将来独立したいなら訪問販売×現場監督もやるパターンです。
この組み合わせだけではないですが、自分が目指す姿を明確にしてからリフォーム会社を選ぶようにしましょう
リフォーム営業になって良かった?
最後に、僕はリフォームの営業という仕事をやっていて非常に楽しかったです。
職場環境だけを見ればブラックでしたが、リフォームが好きだったので楽しかったです
ここまでキツめの内容でしたが、リフォームが好きだったりオシャレなデザインの家が好きな人には向いていると思います!
ぜひチャレンジしてみて下さい!
[…] […]